ピコレーザー治療(ピコシュアPicoSure®)

当院では、ピコレーザー(厚生労働省から薬事承認を受けているサイノシュア社ピコシュアPicoSure®)によるしみ治療を行っています。ピコレーザーには、ピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナルと呼ばれる照射方法があります。

ピコスポットは一般的には比較的濃く目立つしみを、少ない回数(多くは1回)の照射で消したいときに行います。ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザーに比較して非常に短い時間で照射できるため、熱エネルギーではなく衝撃波によってメラニン色素を細かく粉砕できます。熱作用によるダメージがほとんどないため、従来のQスイッチレーザー治療で問題となる施術後1ヶ月程度で生じやすい戻りじみ(炎症後色素沈着)もおこりにくいのが特徴です。従来のレーザーでは必須であった施術後のテープ保護が必要ありません。頬全体に広がる広範囲で濃いしみに対しても、照射後にテープを貼る必要がないため、しみがはがれるまでの10日間程度シミが目立って見えるのが気にならなければ、一度に照射することができます。肝斑、しみ、くすみには、ピコトーニングという、出力を抑えて複数回照射する治療方法が適しています。また、ピコフラクショナルという照射方法は表皮内に小さな空砲を作ることによって真皮内のコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、繰り返しの照射により、小じわや、はりの低下、毛穴の開き、陥凹のあるにきび痕を改善します。当院では、より多くの方にピコレーザーによる治療を体験して頂けるよう、できるだけリーズナブルな料金で提供しております。しみやくすみ、ニキビ跡、小じわやはりの低下などでお悩みの方は、是非一度、ご相談ください。

当院で使用するピコレーザー(ピコシュアPicoSure)は、表在性のしみや肝斑の治療以外にも、太田母斑や後天性真皮メラノサイトーシス、異所性蒙古斑などのあざに対して、保険適用で治療が可能です。(扁平母斑は現在ルビーレーザーのみが保険適用のため、自費となります)あざでお悩みの方はお気軽にご相談いただければと思います。

 

 

 【治療の流れ】

問診票記入→洗顔・メイク落とし→状態確認・治療前の写真撮影→ゴーグル着用→照射→お冷やし

【治療が受けられない方・注意が必要な方】

□   妊娠中の方

□   光線過敏症、光アレルギーの方

□   光で誘発されるてんかん発作の既往歴のある方

□   ケロイド体質の方

□   皮膚に湿疹や炎症がある方

□   悪性と思われる色素病変のある方

□   メソセラピーなどの脂肪融解治療経験のある方

□   金の糸等を用いたリフトアップ治療の経験のある方

□   金製材(リウマチ治療で使用される)の内服経験のある方。使用中のお薬がある場合は医師にご相談ください。

□  治療前後4週間以内に、海水浴・スキー・ゴルフ・旅行などで日焼けをされた、または日焼けをする予定のある方

□ 以下の薬を内服中の方

抗凝固剤(ヘパリン、ワーファリンなど)

抗生物質(特にテトラサイクリン系)

漢方薬・サプリメント(センドジョーンズワート、ビタミンAなど)

イソトレチノイン(にきび治療薬)を過去6ヶ月以上使用

 

【治療前後の注意点】

日焼け防止について:

治療前後4週間は日焼けを避け、外出時にはSPF30以上の日焼け止めを使用してください。

治療間隔:

シミについては、基本的には1回。1回で取れないものに関しては医師と相談し経過をみて再度治療します。ピコトーニングやピコフラクショナルに関しては、月に1ヶ月間隔で6回以上を推奨します。

治療前(当日)

化粧、フレグランス、ローションなどはすべてきれいに洗い流して頂きます。

治療後の注意点:

お化粧については、当日は軽度の赤みや腫れがでることがあるため翌日以降をおすすめします。ピコスポットでは、痂皮(かさぶた)が脱落するまでの7日~10日間はリキッドファンデーションなど、こすらないと落としにくいお化粧は避け、乾燥しないようお渡しする軟膏を塗布してください。こすれ刺激が多い部位ではテープでの保護をおすすめします。しみがはがれた後も日焼けを避け、お化粧やお化粧を落とす際には肌をこすらないように注意してください。

施術後の副作用、リスク

□施術時のまぶしさ、痛み

□施術直後の赤み、腫れ 多くは数時間以内に消退

□一時的にしみが濃くなる

□肝斑の一時的な増悪

□炎症後色素沈着(従来のレーザー治療に比べリスク低い 生じても数か月で改善)

□稀な合併症としてやけど、水ぶくれ、傷痕

□色素脱失

(皮膚が白くぬける症状、治療を中止することにより数か月で改善されることが多い)

□しみが取り切れない可能性 しみの種類や程度により効果には個人差があります。

□しみの再発 

再発予防のためには紫外線やこすれ刺激を避ける、保湿、レチノール・トレチノインやハイドロキノンなどの化粧品の使用、ケミカルピーリングをおすすめします。

ピコスポット(シミ取り)1回(税込み)医師施術
(税込み)ADM、異所性蒙古斑は保険適用あり
麻酔クリーム、施術2週間後の再診料込み
初診の方は初診料2,200円が別途かかります。

ピコスポット直径10㎜まで
10㎜以上は1㎜毎に1,100円追加
麻酔クリーム・2週間後再診料込み
15,400円
全顔シミ取り放題
(適応部位定額プラン)
麻酔クリーム・2週間後再診料込み
55,000円

ピコトーニング(肝斑、しみ、くすみ、毛穴の黒ずみ)
1回(税込み)          6回以上を推奨 看護師施術
初診の方は初診料2,200円が別途かかります。

全顔3000ショット 19,800円
両頬2000ショット 14,300円
両手の甲 14,300円
両ワキ 14,300円
両手の平サイズ 19,800円

ピコフラクショナル
(陥凹のあるニキビ跡、毛穴の開き、小じわ・弾力の低下、くすみ)
(税込み、麻酔クリーム代込み)
4週間毎に6回以上を推奨          看護師施術
初診の方は初診料2,200円が別途かかります。

1回 全顔 27,500円
平日初回限定1回全顔 22,000円
1回 両頬 22,000円
1回 鼻 14,300円