グルタチオン点滴（白玉点滴）

グルタチオンは3つのアミノ酸（グルタミン酸、システイン、グリシン）からなるトリペプチドで、体内で生成されますが、加齢やストレスにより生成が低下すると考えられています。グルタチオンは、肝臓や皮膚、肺、心臓、血液、脳など、あらゆる臓器の細胞内に存在しています。グルタチオンには強力な抗酸化作用、解毒作用があり、細胞内に蓄積した毒素を排出したり、老化の原因となる酸化ストレスを除去することで細胞を守り、活性化する役割を果たします。また、ビタミンC同様、しみの原因となるメラニン色素の生成に関わるチロシナーゼという酵素を抑制し、美白効果を発揮します。グルタチオン点滴の適応症を下記に挙げます。

・パーキンソン病　

・閉そく性動脈硬化症

・抗がん剤（シスプラチン等）による末梢神経障害

・しみ、肝斑、炎症後色素沈着

・肝機能障害

・線維筋痛症

・過敏性腸症候群

・慢性疲労

・2日酔い

・薬物中毒（水銀、鉛、有機リンなどの重金属デトックス）

現在国産グルタチオン製剤の流通が制限されているため、当院では、点滴療法研究会が推奨する、安全な日本製原料を使用した台湾製（TAI YU CHEMICAL & PHARMACEUTICAL CO）グルタチオンを医師が正規ルートで個人輸入しております。TaiYu社製グルタチオンは、日本では未承認薬ですが、台湾では薬として認可されています。