アトピー性皮膚炎、にきび、粉瘤手術、ほくろ除去、しみ治療、しわ治療なら当院にお任せください。
ほくろ(母斑細胞母斑または色素性母斑)は母斑細胞とい細胞が増殖してできる皮膚の良性腫瘍です。皮膚のどこの層(深さ)に母斑細胞が増殖しているかによって病理学的に境界型、真皮型、そのどちらもの複合型に分けられます。隆起しているほくろの多くは皮膚の比較的深い層である真皮層にも母斑細胞が認められます。
アッカーマンという病理学者は、組織学的な所見だけでなく、肉眼的な見た目を考慮してほくろを4つのタイプに分けました。
①Miescher(ミーシャー)母斑 ・・・頭部や顔面に多く、ドーム状に隆起し、毛が生えているものもあります。加齢とともに色調が薄くなり、皮膚の色と同じ色にみえることもあります。
②Unna(ウンナ)母斑 ・・・1㎝程度までの比較的大きな柔らかい結節で、ダーモスコピーでは表面が房状にみえる。色調は常色から茶褐色、黒褐色まで様々。
③Clark(クラーク)母斑・・・平坦なほくろでダーモスコピーでは中央部は濃い茶褐色調をしているが周囲は薄くなる。
④Spitz(スピッツ)母斑・・・急速に増大することがあり、悪性との鑑別が必要となるため注意深い経過観察または切除を行う。
ほくろを治療する際には、色調や形、大きさ、触ったときの柔らかさなどからどのタイプのほくろがを想定して適切な深さで切除ないしサージトロンやCO2レーザーなどを用いて蒸散します。悪性が疑われる場合には小さいものでも切除して組織学的検査を行います。
当院では、2㎜程度の小さなほくろではサージトロンで蒸散させることも選択肢としていますが、3ミリ以上の比較的大きなほくろで真皮内に母斑細胞があると想定される隆起性のほくろでは、サージトロンではなくトレパンを用いて適切な深さで切除し、多くの場合巾着縫合を行って瘢痕が最小限となるように工夫しています。切除した病変部は組織学的検査に提出し、良性であることを確認します。巾着縫合は、顔面や顔面以外でもテンションのかかりにくい部位で整容的に良好な経過が得られやすく、ほくろ以外の手術でも多くの症例で行っています。大きなほくろでも、巾着縫合を行い良好な経過が得られた当院手術2症例をご紹介します。
症例1 鼻のほくろ 初診時
右鼻背部に7㎜大、隆起性の母斑細胞母斑を認める
1回目手術直後 4㎜のトレパンで中央部を部分切除し、巾着縫合を行った。サイズが縮小し、隆起も平坦化した
1回目の手術から半年後にメスで追加切除。
1回目同様に巾着縫合を行った。
写真は2回目術後2週間。やや赤みがある。
2回目術後半年。赤みも消失している。
13㎜大のドーム状隆起のあるほくろ
メスで切除し、巾着縫合を行った。
術後1週間 抜糸直後
術後3か月 やや赤みが残る
術後9か月 赤みも消失している。
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